校長式辞
H29.3.8(水) 卒業式にて

稲毛高校第36回卒業証書授与式を挙行できますことを心より感謝申し上げます。

 皆さんの胸中には本校でのさまざまな思い出が去来しているだろう。皆さんが日々の学校生活の中で示してくれた団結力・集中力・ひたむきで誠実に取り組む姿は、後輩たちに引き継がれていくと確信している。

 皆さんがこれから生きていく社会は、さらにグローバル化が進み、AIやインターネットが我々の社会や生活を大きく変えていく。単に「教わったこと」を使って生きていける時代は終わり、従来型の知識だけでは通用しない「予測困難な時代」になっていく。

 このような社会を生き抜いていく皆さんには2つのことが重要である。

 1つめは「ポジティブ・シンキング」をこころがけるということだ。従来では思いもつかない新しい未来の姿を構想し実現しようという「考え方」が大切になる。この「ポジティブ・シンキング」を支える力として、多様な場面や状況を理解・分析・考察する力、自分の考えを他者に伝えるために表現などを工夫する力が必要だ。

 2つめは人間としての「感性」を磨くということだ。AIと異なり、人間は「感性」を働かせ、社会や人生をより良いものにし、どのような未来を創っていくのかという目的を考え出すことができる。では、「感性」を磨くためには何が必要か。最も大切なことは多様な他者と共働することだ。このことにより、目的に応じ、自他が認める納得解を見いだしていくことが「感性」を磨く重要な要素になると思う。

 本校では、皆さんにこのような資質を身につけてもらい、グローバル化が進む社会で「真の国際人」として活躍することを願い、様々な場面での教育活動を展開してきた。本校での学びを誇りとし、変化の激しい予測困難な時代の中で、日本・世界をリードする人材になってほしい。

 保護者の皆様、今日までのさまざまなご支援・ご協力に深く感謝致します。今後とも、いっそうのご支援・ご指導をよろしくお願い致します。